『博士の愛した数式』を観る
観に行く予定ではなかったんですが、何だか優しそうなイメージがあるこの作品を、ふと観てみたくなったので行ってきました。(寺尾聡さん主演ってのも気になったし)
若いシングルマザーの家政婦が、記憶が80分しかもたない数学博士のもとへ派遣される。
博士の純情で温かな心に触れた家政婦は、“√ルート”と呼ばれた10歳の息子と共に、博士と心を通わせていく・・・
初めから終わりまで、とても優しく穏やかな雰囲気漂う作品でした。
この作品を見て、博士が語る数字の神秘を知って(きちんと把握はしていないけど)、スゴイ!素晴らしい!と興奮してしまいました。
ホント、数字の神秘ってすごい・・・と、数学が苦手だった私でも何度も思ってしまったのでした。
それについて、とても情感溢れんばかりに語る博士を
寺尾聡さんが演じており、彼を見るだけでも、この作品を見てヨカッタなぁと思います。(私は寺尾さんが好きなので、余計にそう思ったりして。)
寺尾さんだけじゃなくって、キャストが皆とても良い感じでした。
原作を読んだことはないのに、皆、ピッタリな役かも!なんて思ったり・・・
家政婦さんとその息子のルート君の、博士に対する接し方も好き。
80分しか記憶をキープすることが出来ない博士に対して、何度同じ事を言われようが(聞かれようが)笑顔で接する家政婦さんは、とても温かくて・・・ステキでした。(私も見習わねば・・・と思った。^^;)
一時期、博士のもとを離れた家政婦さんが博士の影響を受けて、数字を楽しむシーンはどれも好き。
穏やかに話が進む中、
博士が愛した女性「N」さんや、記憶を保てない博士がそれに苦悩する姿を見ると、とても心苦しくなったけれど、
博士と家政婦さん、そしてルート君との3人の交流がとても温かくって・・・「温かさ」に涙もろい私は、始終ウルウルしっぱなしでした。
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監督・脚本 : 小泉堯史
原作 : 小川洋子
音楽 : 加古隆
上映時間 : 117分
出演 : 寺尾聰, 深津絵里, 齋藤隆成, 吉岡秀隆, 浅丘ルリ子
公式サイト → http://hakase-movie.com/
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コメント
こんばんは~。
これ、映画もいい感じなんですね!
私は原作を読んで、映画も見たいと思っているんだけど、たぶん、テレビかレンタルになると思います(←セコイ^^;;) でも、楽しみ♪
数学は苦手だけど、数字の意味って結構好きなので、楽しかったです。
投稿: ともみん | 2006年1月31日 (火) 22:36
ajuさん、こんばんはー!
これ、つい最近原作を読んだところなので
私も観てみたいなあって思っていたんですよ。
いまなら、思いいれたっぷりで観ることが
出来るはず!
ajuさんの感想読んでたら、よけい観たくなりました(^.^)
わたしも、ウルウルしたいなあ・・
さっき、メアド入れ忘れちゃって(^。^;;
エラーになっちゃったので2回目の投稿です。
もし、だぶってしまったらごめんなさい(>_<)
投稿: uki | 2006年2月 1日 (水) 21:24
>ともみんさん
こんばんは。
そうですか・・・レンタルが楽しみですね。
数字の意味なんて考えた事がなかったので、私は結構感動してしまいましたよ。
投稿: aju | 2006年2月 2日 (木) 22:40
>ukiさん
こんばんはー!そして、アロハー!!(笑)
原作に思い入れがあったんですね。
もし観に行かれたら、感想を聞かせて下され!(原作を読んでいない私とは違った感想が聞けそう・・・)
何だか必要以上にウルウルしがちなんですよ・・・ここ数年の私。周りはアッサリと見ている人が多かったようで、ちょっと恥ずかしくなりました。(笑)
再送信の件は、ゴメンなさい!
何だか変なコメントが入るので、再度メアド必須にしちゃったんです・・・
お手間取らせちゃって、本当にスミマセンです~。<(_ _)>
投稿: aju | 2006年2月 2日 (木) 22:41
ajuさん、観てきましたよー(←鼻息も荒く駆けつけましたー!)
ちょっと、私なりの辛口な感想もあるので
そこのところは、ごめんなさいm(_ _)mするとして、
やっぱり、作り手の過剰な押し付けがない
いろんな淡々としたシーンに
勝手に涙がツーーっとつたって、心地よかったです。
TBさせていただいたんですが、
なんか個人的な辛口コメントのところもajuさんの
TBコーナーに載っちゃって、悪いことしてしまいました。
あ~、配慮が足りなかったなあ・・
わたし、まだまだ修行が足りんです。
ごめんなさいm(_ _)m
(ajuさんがお読みになった後、
TB削除、していただいても構わないです(^。^;;)
投稿: uki | 2006年2月 6日 (月) 17:20
ukiさん、こんばんは。
私も鼻息荒いですよー。(笑)
早いですね、もう観に行かれたとは!
恥ずかしくて「ウルウル」で誤魔化してしまってたんですが、私も正直に言いますっ!
結構始めの所から、涙がツーッだったんです。
あの優しい雰囲気、もぅたまらずに涙でしたよ。
TBは消しません。(笑)
ちょっと余裕がなかったので他の人の感想を探して読む事はしなかったんですけど、やっぱり原作から入った人の感想は違うだろうなぁと思ったので、ukiさんの感想がとても参考になりました。
(TB先へ飛んでって、すぐ感想を読みに行きましたよ!)
それにしても不思議ですね、
TBの文章って人によって長かったり短かったり、差があるみたいで・・・。
私のTBは、比較的短いものが多いので、送った後確認する時に時々ガックリ来ちゃったりします。(一度、ukiさん並のTBを送ってみたいなぁ。(笑))
投稿: aju | 2006年2月 7日 (火) 00:13