『クレールの刺繍』をレンタル

原題 : Brodeuses / 88min. / 2004年
監督 : エレオノール・フォーシェ
脚本 : ガエル・マセ , エレオノール・フォーシェ
出演 : ローラ・ネマルク , アリアンヌ・アスカリッド , トマ・ラロップ , マリー・フェリックス
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↑のパッケージ画像を見ると、あんまり冴えない感じがして勿体ない気がするんですが、私は結構好みな映画でした。
妊娠してしまった17歳の女の子クレールと、息子を事故で亡くした女性が刺繍を通じて少しずつ心の絆を育んでいく仏映画です。
クレールの服や髪型がカワイイし、刺繍をしている様子を見ているのが(私は)楽しかった。
刺繍といえば、私は小学生の頃にハマってたんですが、普通の刺繍糸でハンカチとかクッションカバーを作るのが関の山。そんなレベルでこの映画を見ると・・・見惚れてしまいます。
こういうのも刺繍なのか!と。(笑)
とてもステキなクレールが作ったストールや、師匠のアトリエで作られる作品を見るだけで私は満足。いい目の保養になりました。
仏映画というだけで、イメージが出来てしまうと思います。
つい最近も身近に
「仏映画(というかハリウッド系以外の映画)の何が面白いのか、わからん」
という人がいて、私も何年か前は同じことを思ったなぁ・・・と感慨耽ったりしました。(笑)
年を取ったせいか、何なのか“きっかけ”は分からないけれど、話は劇的に変化がないものが多いし、何でこう進行してしまうのか訳分からないものもあったりしますが、雰囲気と微妙な心理描写を見せてくれたり・・・と、色々と惹かれるものは多いような気がする。(その人には、結局キチンと説明できなかった。^^;)
この作品も劇的に何が起こってどうのこうのという展開ではないし、主人公の周りの人間模様を映したりと淡々とした内容ですが、妊娠した主人公の悩んでる姿や、息子を亡くした女性と主人公の心の交流、そして刺繍・・・などを見てるとホント飽きずに、あっという間に見れます。
休日の朝にDVDを観る機会も多いので、これはそんな時間帯にピッタリだなぁと思ったりもしました。
欲を言えば・・・個人的にはもっと刺繍の作品を披露して欲しかったな。
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