『町長選挙』を読む
伊良部先生シリーズの1作目『イン・ザ・プール』がとても面白かったので、その続編を買ってみました。
(ホントは2作目の『空中ブランコ』を買いたかったけれども、ナント品切れ中でした・・・)
1作目で伊良部先生の魅力にハマってしまったので、またトンデモないっぷりを魅せてくれるのかなぁとかなり期待してしまったのがいけなかったのか、ちょっと読んでいる私が空回りしてしまった感がありました。^^;
(個人的に好きな)先生の名セリフ「グフフ」が少なかったようにも思え・・・それが物足りなさを感じてしまったのかな?
1作目のように患者さんの病気っぷりが自分の中に伝染してしまうような感覚も薄かったような。
きっと1作目がインパクトあり過ぎたのかもしれない・・・
でもでも、ストーリー自体はやっぱり面白いので、すぐに読み終えてしまいました。
一番面白かったのは、最初の章の『オーナー』。
伊良部先生の第一声が「いやだよーん」という“らしい”一声にウケてしまったし、
某プロ野球の会長(あれ?元会長かな?)をモデルにしてるようで、そのご本人と重ねて読んでいると余計に面白く感じました。
面白くもあったけど、印象深かったのは高齢であるオーナーが気にする言葉の数々。まだまだその年齢には到達していない私にとっては、新聞の訃報欄を見るのが怖かったり・・・というオーナーの様子が妙に印象深かったです。
・・・さて、次は『空中ブランコ』を読まなくては!
【追記】
言い忘れた。
漫画チックに笑える本に出遭えたのは、このシリーズが初めてです。
「グフフ」に、くすぐったいように笑ってしまう(?)私であります。
【追記2 : 2006.7.19】
また言い忘れ。
私が思う伊良部先生のイメージは、ドランクドラゴンの塚地。
が、この町長選挙で先生の容貌を表現した1行に衝撃が走った。
ナント、あの北の金○正の名前が出てくるとは思わなかった・・・。(作者さんのイメージは、そういう感じだったのか。)
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