『スタンドアップ』をレンタル
原題 : NORH COUNTRY / 126分 / 2005年
監督 : ニキ・カーロ
出演 : シャーリーズ・セロン , フランシス・マクドーマンド , シシー・スペイセク , ショーン・ビーン
夫の暴力を受け、2人の子供を連れて実家へ戻ったジョージー(シャーリーズ・セロン)。
子供を養い生活をする為に、給料のいい鉱山で働くことを決めるが、そこは男社会の職場。
現場では、同僚の男性からひどく悪質な嫌がらせを受け、そういった状況を改善すべく社長へ直訴しても相手にされず・・・ついにはセクハラ訴訟を起こすことになります。
その過程と訴訟の結果までを描いた作品です。
・・・今では、そういう行為を「セクハラ」と表現し、法律も制定されているけれど、この物語はその法律さえも調っていない頃の実話を基にしたものです。
男の職場とはいえ、あのセクハラっぷりの数々は見るに絶えず、
「この人たち、酔いどれてるの?」
と思えるほどです。
女性蔑視というか彼女達を“人間”として見ていない扱い。同性ではなくても憤りを感じてしまうでしょう。
同性の同僚も報復が怖くて誰も味方がいない状態で、一人立ち向かうジョージー。
彼女はとても強いです。
・・・とてつもなく強いです。
追々、彼女の境遇や過去がわかってくるのですが、それを知ると彼女の強さに圧倒されるというか、非常に感じ入るものがあります。
あらすじからして、
ある程度ジーンとしてしまうだろうなぁと軽く思ってたものの、彼女の強さや彼女を取り巻く人々(ショーン・ビーンが良かったし、演説シーンのお父さんも良かった!)、そして息子とジョージーの対話シーンなどですごくくるものがあって、結構泣いてしまった。
思った以上に感動というか・・・感じ入ったものがありました。
ラストは清々しく終わっていて、あっさりしていましたが、
私は・・・あの高校教師の行いがすごく衝撃的で、しばらく引きずってしまいました。
【追記】
それにしても、シャーリーズ・セロンってば色々な役に挑戦して・・・この先も色んな女性像を見せてくれそうで楽しみです。
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