『ダウン・イン・ザ・バレー』をレンタル
原題 : DOWN IN THE VALLEY / 2005年 / 112分
監督 : デヴィッド・ジェイコブソン
出演 : エドワード・ノートン , エヴァン・レイチェル・ウッド , デヴィッド・モース , ロリー・カルキン
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退屈な日々に不満を抱く17歳の女の子と風変わりな男が主人公の恋愛映画。
予告を観た時、ちょっと切ない系恋愛映画かなぁと思い、観に行こうかと迷ってた作品でした。
序盤は予告にある通りのフツーの恋愛ドラマで、
「あー、恋に夢中な2人なのだわー」などと思いながら傍観してたんですが、
どっこい途中から流れが違う方向へ・・・!
怖かった。
個人的にはすごく怖かったです。
途中から真剣になって見てしまいましたよ。
ますますエスカレートしてくる“彼”の行動を見て、(弟くんがお父さんに銃を向けてしまうんではないかと)私はまたまた自分勝手なシナリオを頭に思い浮かべて、最後まで余計なストレスを溜めてしまった。
結末が私の描いたシナリオとは違っていてホッとしましたが、ラストシーンがちょっと意外。
彼女にしろ、弟くんにしろ、彼と通じ合うものがあったからこそのあのラストなんでしょうかね・・・とか言ってますが、やはり私は、この作品についてうまく消化できてないかも。
ああいう流れになるとは思ってなかったので・・・そういう衝撃もあったし、彼の虚言っぷりとその言動から出る行動には、転換点からわずか1時間くらいの鑑賞だったけど、結構私自身も疲弊した。
西部劇ロケ現場での一連のシーン(銃撃戦など)も、
もー何でこんな場面(よりによって西部劇ロケ!)を用意してくれちゃったんだー!と、気持ちは「早く彼を止めてほしい」と祈るような思いで見てたし・・・ホント疲れた。
結局のところ、彼はまじりっけなしの純粋な人だったのか、それとも理解してる上でああいうことをしてしまうどうしようもない人なのか、などと彼について考えると何だかモヤっとしてしまう。
とにかく、
見る前に持ったイメージとは全く違う内容だったので、ホントびっくりしました。
そう言う意味では、かなり印象に残る作品となるかもしれませんです。
もしこういう内容って知っていたらなぁ・・・
恋愛モノ体勢で観るのではなく、エドワード・ノートン演じる彼を(動じることなく)じっくり観たかった・・・かな。
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