『武士の一分』を観る
2007年の映画初めは『武士の一分』です。
しかも1月1日に観に行ってしまいました。元日に足を運ぶのなんて、初めて!
『たそがれ清兵衛』、『隠し剣鬼の爪』の藤沢周平原作・山田洋二監督作品三部作が、この『武士の一分』をもって完結っていうことで、前2作がお気に入りでもある私は観る前から力が入ります。
お毒見役の下級武士が貝の毒に中って失明。
序盤ほのぼのした雰囲気から一転、主人公がこうなってしまうし、その後も主人公夫婦に波乱があるので、全体的に重々しい雰囲気でしたが、新之丞と加世の夫婦愛に涙すること数度。
涙もろさも手伝って、すごく泣けちゃうんですけど!
特に加世がどんなに新之丞を愛しているかっていう気持ちの強さが出ているシーンには、どのシーンも目が充血チックに熱くなってました。(加世役の壇れいさん、ステキでした)
それから、言葉のひとつひとつに色んな印象を持ちました。
叔母から新之丞に加世の噂話を聞かされた時。「心の醜い人」というような言葉を使ったセリフ回しに何故だか一番ハッとしてしまった。
叔母役の桃井さんをはじめ、脇を固めた俳優陣たち皆、皆さん良かったです。さすがです。
徳平役の笹野さん、上司役の小林念侍、それから悪役・島田役の三津五郎さん。
あー、三津五郎さんってば、何だかスゴク悪役が似合ってた。また機会があったら、是非悪役やって下さい!って感じでした。(ハマってて、島田が出る度にゾクゾクしちゃった。)
ゾクゾクというか、一番緊張したのは決闘シーン。
3部作中の決闘シーンで一番、緊張&ドキドキしてしまったかもしれない。
(盲目になってからの)あの激しい眼力には圧倒されたし、武士の一分を全うする新之丞を演じた木村くんは良かった・・・んですが、どうしても「ドラマ向きな木村くん」っていうイメージがまだまだ頭の中をちょろちょろしているので、今現在の気持ちは「良かったけれど、深入りできない」という感じ。
(いつもなら興奮しているはずなのに)ちょっと冷静に感想を書いてる私がいたりして・・・。
なので、『たそがれ』と『隠し剣』と観た時と同じ気持ちにはなれなかったです。
でも、この『武士の一分』は他の2作同様、私の好きなあの“優しい雰囲気”が十分に感じられたし、“好き作品”であることは間違いないです。
公式サイト→ http://www.ichibun.jp/
【追記】
「大儀」で済ませてボケが入った上様が、新之丞の禄をそのままにしてくれて「養生に励むように」というお沙汰をしてくれたのにはビックリ。
「えーっ、上様ってば!」と、一番ビックリしてしまった・・・。
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コメント
ajuさん、こんばんは!
今年もどうぞよろしくお願いします☆
「雑記帳」にも、いっぱいお世話になる一年になることでしょう。
更新楽しみにしていますね☆
この映画、そろそろ見に行きますよ!
ajuさんのレビューは、片眼をつぶりながら読みました(笑)
見てからまたお邪魔しますねー。
それと、2006年のajuさん的ベスト。
「ココシリ」がダントツ一位だったんですね!
あの力強い信念は心にしみますね。
投稿: Selma | 2007年1月 5日 (金) 00:43
ajuさん、こんばんは〜。
ホントにボケ!が入った上様が、新之丞のおかげだと言って
禄をそのままにしてくれていたのには、
私も上様ってば・・・結構いい奴じゃん!って
思いましたよ〜(笑)
坂東三津五郎の悪役、似合ってましたよね〜。
斬られた後の行動もなかなかでした。
あれで、一分の深みが増した感じでした。
投稿: ルナ | 2007年1月 5日 (金) 02:07
>Selmaさん
こんばんは。
こちらこそ今年もよろしくお願いします!
武士の一分、もう行かれたかなぁ?
Selmaさんの感想、楽しみにしてますね。
去年の私にとっては、『ココシリ』ってホントにダントツ群を抜いてました。
上映された劇場が少ないと、知名度も低いし、ちょっと寂しい。。
>ルナさん
上様、ナイスお沙汰でしたよね~(笑)
『功名が辻』で光秀を演じた三津五郎さんのイメージがまだまだ残ってたので、助平で横柄・自分至上主義で悪代官レベルな島田役に新鮮さを感じてしまいました。
斬られた後の島田もホント、なかなか!でしたよね。彼も武士だった・・・!!
投稿: aju | 2007年1月 6日 (土) 21:28