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2007年11月 9日 (金)

『春のめざめ』をレンタル

春のめざめ

監督・脚本:: アレクサンドル・ペトロフ
原作    : イワン・シメリョフ
収録時間 : 27分 / 2006年製作

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初めてみるようなアニメーション作品。
油絵風のきれいな映像がとても目を引き、見惚れてしまう。
上にある画像のような「絵」が動くんですよ。
どの部分も静止させたら普通に「絵画」。それが動くんです。
見事と言うしかない!という感じでした。

物語の舞台は19世紀末のロシア。
主人公は16歳を迎えたアントン。
真面目で詩的、そして思春期まっさかりなアントン少年は、隣に住む年上美女と同年代の使用人パーシャを同時に愛してしまう。

「 君は稲妻 僕の心を貫いた 」

などという詩的な表現が沢山で、文学的な感じの内容。
とはいえ、やっぱり映像が見事なので内容を追うよりも、ついつい映像に見惚れてしまいます。

パーシャとキスをして、甘くとろけるような流れを表現するところ(ぐるぐるーとバラの花になる所)はステキ。
それから、脳炎にかかったアントンの様子を表現した所は何だか圧倒されてしまったような・・・

とにかく絵画のような動く映像と、表現・描き方がとても印象深い作品でした。





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