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2008年2月

2008年2月27日 (水)

『アース』を観る

アース


1月に観に行くつもりが2月になって、
2月は風邪引いたりでやっと治って観ようと足を運んだら、急遽気まぐれ的に『ヒトラーの贋札』の方に足が向いちゃって・・・2月末になっちゃった。
それでもまだまだ『アース』は上映されていたので、昨日観に行きました。

ディープブルーとか、WATARIDORIとか、『生きもの世界紀行』チックな作品は結構好きなのですが、こういう系はいつもレンタル。そして、いつも途中で眠ってしまう。
それが劇場鑑賞時にも同じ状態になるのか?
そういうことも気になって、(不本意理由だけど)どうしても劇場で観ておきたかったのです。

「地球が主役」と謳っていたので、個人的には色々な大自然の映像が観れるのかと思ったら、(その大自然も沢山の映像を披露はしてくれていたが)地球に住まう動物たちの様子を焦点にした映像が多かった。

ホッキョクグマにアフリカゾウ、ザトウクジラの親子をメインに、彼らが自然の中でいかに生活しているか、地球温暖化の影響により、現在どのような環境に置かれているか、ということを訴えています。
個人的には色々な大自然の映像メインで、その辺をもっと観たかったなぁという気分(←そんなつもりで観に行った)になったのですが、この作品のテーマが上記のことを訴えた内容なので、大自然の映像を見て癒されようというつもりでは観れないかな・・・。

今に始まったことでもなく、改まって言うべきものでもないんですが、益々深刻化している環境問題。
少し前にニュースだったか、アラスカの方だかシロクマが餌不足で人間の家を襲うっていう映像にも衝撃を受けたのですが、この作品を観ても「何か」「少しでも」地球の為にやらなきゃという気になります。
レジ袋拒否とか、節電など心がけてはいるんですが、会社生活では何も心がけてないので、最近はパソコンの電源を小まめに切るよう心がけてるものの、忘れる事も多かったので、昨日この作品を観て気が引き締まりました。

少し話がそれますが・・・
作品中、肉食動物が草食動物を狙って狩りをするという弱肉強食の様子を写した映像がいくつか出てくるんですが、今回初めて気付いた自分の心境。

何かですね、こういう映像を見ると私、「前世はなんだったんだろう?」的なことを考えちゃうのでした。ナニゲに気持ち的には弱者(喰われる者)的な動物が私の前世だったのかも、なんて。

なんかですね、つい思っちゃうんですよね。何故だか。
・・・やっぱり前世はそういう動物だったのかな。^^;


あ、それから、
別に自宅でも劇場でも、こういう作品はどうしてもウトウトしちゃうってことが今回分かりました。

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原題: Earth
監督: アラステア・フォザーギル , マーク・リンフィールド
プロデューサー: アリックス・ティドマーシュ , ソフォクレス・タシオリス
製作総指揮: アンドレ・シコイェフ , ニコラウス・ウェイル , ステファン・バイテン , マイク・フィリップス , ウェイン・ガーヴィー
ナレーター: パトリック・スチュワート / 渡辺謙(日本語版)
上映時間:96分

公式サイト
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2008年2月24日 (日)

『恋愛睡眠のすすめ』をレンタル

恋愛睡眠のすすめ スペシャル・エディション

これ、観に行きたかったんですよね。
ガエルさんとシャルロット・ゲンズブール のカップリングに、予告を観て何だか可愛らしい映画だな、と思って。
その時は忙しくて結局観に行けなかったけど。

でも、DVDで充分だったかなー・・・ちょいとですね、
ラストがふにゃっとしていて、「何だかな?」な後味残る作品でした。

と、思ったけれども、あの世界観はカワイ過ぎる!
オタクっぽい主人公のステファンが観る夢の世界はとてもカラフルでカワイイのだ!!
こんな夢の世界を男の子が夢で見るなんて・・・シンジラレナイ!と思うけれども、私もあんなカラフルでカワイイ夢を見てみたい~と思うほどに、あの世界観にはヤラレちゃいました。

ダンボールでできた町とか、あー・・・一人乗りのダンボールの車も可愛かった。
スキー場の夢も良かったなぁ。起きたら、足が冷凍庫に入ってて凍ってしまっていた。というスットンキョーな所には笑ってしまったが。

- 夢はどこまでも幸せ -

ってあったけど、あんな夢が見れるステファンはある意味天才だわよ。
あんなカワイイ夢が見れるんだったら、恋も仕事もうまく行かず、その世界に閉じこもっちゃうのも無理ない。
でも、でも夢の世界に閉じこもっちゃうのはなぁ・・・・。
現実と夢の世界がごっちゃになっちゃうのはなぁ・・・。
(私も何が何だかよく分からなくなった)

それは、ダメだよ。
閉じこもっちゃ、引きこもっちゃダメだよ。
・・・と、思ってしまったので、最後がちょっと自分の中で理解出来なかったです。(ハッピーエンドなの?ダメダメで終わっちゃったの?それさえもよく分からん。)


気ぐるみ着たガエルさんはとっても可愛かったのだが・・・ちょっとデコっぷりが気になってしまった。
それにしても、キャラクター的にこんな可愛いガエルさんが見れたのは嬉しい。でもオタクなのよね。でもでも、そんなオタクなガエルさんを見れたのもお得だったかなぁ。

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原題 : The Science of Sleep / 106分 / 2006
制作 : ジョルジュ・ベルマン
音楽 : ジャン=ミシェル・ベルナール
監督 : ミシェル・ゴンドリー
出演 : ガエル・ガルシア・ベルナル , シャルロット・ゲンズブール , アラン・シャバ , ミュウ=ミュウ
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2008年2月18日 (月)

『ヒトラーの贋札』を観る

0213

第二次世界大戦中、敵国内の経済を混乱(破綻)させることを目的に、ナチス・ドイツが外国紙幣を贋造するという実際にあった話を基につくられた作品。
原作はアドルフ・ブルガー著、『ヒトラーの贋札 悪魔の工房』。

その作戦はベルンハルト作戦と呼ばれ、国家による史上最大の紙幣贋造事件となったそうです。
紙幣の贋造はナチの強制収容所へと送られたユダヤ人技師が手がけることになり、この作品はベルンハルト作戦に加担したそのユダヤ人たちの葛藤や苦悩を描いたものでした。

最初はポンド札の贋造。
作品の主人公である天才的な贋造師サリー・ソロヴィッチ(カール・マルコヴィクス)のお陰で、英国の銀行が念書を出すほどの精巧な贋札を造ることに成功。
次はドル札に取り掛かる。
そこでソロヴィッチをはじめ、それぞれにナチの作戦に加担していることへの葛藤があらわになる。

妻をアウシュビッツで亡くした印刷技師・ブルガー(アウグスト・ディール)はドル札贋造の進行をわざと遅らせ、ナチに戦局有利になるような資金を与えまいと断固として正義に徹する。

なかなか完成しないドル札にしびれを切らしたナチに「完成させないと、ユダヤ人技師の中から5人ランダムに選んで殺す」と脅され、ソロヴィッチは悩み、頑なに自分の正義を貫くブルガーと衝突する。

自分の命か、正義を貫くか。

この辺の技師たちそれぞれの葛藤や苦悩の様子は、ひしひしと伝わるものがあり、自然と「自分だったら・・・」という気持ちになります。
こういう言い方をしていいのか、こういう表現しか今は出来ないのだけど、この葛藤と苦悩の様子がとても見ごたえがありました。

私は仲間を見殺しにできない気持ちになって、徹底的に正義を貫くブルガーに(少しばかり)嫌悪感を抱いてしまった。目先のことばかりに振り回されてしまう人間なのだと少し自分に嫌悪感・・・。^^;
ただのシャワー室なのに「ガス室だ!」と騒いで気絶するコーリャを見ても、私も狂い騒ぐだろうなと思ったし・・・

戦争映画を見て、「自分だったら・・・?」とこんなに置き換えて観た映画はこれが初めてかもしれない。

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原題:DIE FALSCHER/THE COUNTERFEITERS
監督・脚本:ステファン・ルツォヴィッキー 
原作:アドルフ・ブルガー 
出演:カール・マルコビクス アウグスト・ディール デービト・シュトリーゾフ 
上映時間:96分

公式サイト

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『the 4400 シーズン2』をレンタル①

THE 4400 -フォーティ・フォー・ハンドレッド- シーズン2 コンプリートボックス

まだあとディスク2枚借りれてないけれども、一応感想を残しとこ。
「さりげなく」程度(?)にハマってしまった4400のシーズン2。

やっぱり「さりげなく」程度に面白いんですけどー!
シーズン3にシーズン4も見ておきたい。


注目は 悪だか善だかよく分からない赤ちゃん だわ。
(この子、恐るべしだわよ。赤ちゃんとはいえ・・・“しつけ”てほしいと思ってしまうのだが。)


*注
「さりげなく程度」=イケメン不在のせいか、素直に面白いとは何故か言えず・・・
次シーズン以降、イケメンが登場すれば素直に「面白い!」って言っちゃいます!


Disc.1
・Wake Up Call 塔 父親
Disc.2
・Voices Carry ノイズ
・Weight of the World 奇跡を売る男
Disc.3
・Suffer the Children 危険な賭け
・As Fate Would Have It 予告された死
Disc.4
・Life Interrupted 美しき日々
・Carrier 悲しき殺人者

(Disc.5&6は、また後日鑑賞予定)


【追記】
ロドリゴ・サントロ目当てに『LOST』をずっと見なきゃ!と思ってるんですが、LOSTまでは手が回わらなそう・・・
しかもシーズン3。
彼のみ出ている数話だけ見るという暴挙を取ろうかな・・・(ウダウダ)。




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2008年2月10日 (日)

『ブラッド・ダイヤモンド』をレンタル

BLOOD DIAMOND

久々に“ずっしり来る系”のDVDを観たような気がする・・・
143分と長かったけど、そうは全く感じずにのめり込んでしまいました。

90年代後半のシエラレオネでの激しい内戦を描いた作品。
名前しか知らなかったシエラレオネ。(お恥ずかしいのですが)この国について、こういう紛争があった(ある)国だったのかと、この作品を観て初めて認識してしまった。

何にも知らなかった私にとっては「映画で」とはいえど、この国のことを知ることが出来たし、以前観た「ホテル・ルワンダ」同様の思いが心に残った。

主演のレオナルド・ディカプリオ。
レオ様と言ったことはないけれど、この作品を観て初めて「レオ様」と言いたくなるほど、何だかディカプリオが好きになってしまいそう。
イメージ的に重々しい役柄ばかりという印象が強いので、コメディとか軽い内容のディカプリオを観てみたいような気にもなってしまう。


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原題 : BLOOD DIAMOND / 143分 / 2006年
監督 : エドワード・ズウィック
出演 : レオナルド・ディカプリオ , ジャイモン・フンスー , ジェニファー・コネリー , カギソ・クイパーズ
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2008年2月 9日 (土)

『ザ・ロイヤル・テネンバウムズ』をレンタル

ザ・ロイヤル・テネンバウムズ


個人的には出演者に魅力を感じるこの作品。
以前から観たいと思ってたんですが、最近借りて観てみました。

個性が強い登場人物ばかりなので、途中までは「何がテーマの作品なんだろ?」と、内容がイマイチよく掴めなかったけど、後半何となくそういう感触が分かってからは楽しめました

テネンバウムズ家の長男チャズ(ベン・スティラー)の赤ジャージ姿、その息子達の父親に似たヘアスタイルにトキめく。
スティラーはジャージ姿がよく似合うなぁ・・・。

雰囲気的には好みだったので、同監督作品の近々公開予定(3月か?)の『ダージリン急行』も少し気になってます。

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原題 : The Royal Tenenbaums / 110分
監督 : ウェス・アンダーソン
出演 : ジーン・ハックマン , アンジェリカ・ヒューストン , ベン・スティラー , グウィネス・パルトロウ , ルーク・ウィルソン , オーウェン・ウィルソン
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2008年2月 7日 (木)

今月観たい映画 -2月-

2月も1週間ほど経ってしまいましたが、今月も観たいなぁと思う作品を挙げました。


02/09(土) 公開
●L change the WorLd
松山ケンイチ主演、「デスノート」の人気キャラLが主役のスピンオフ映画

●君のためなら千回でも
「ネバーランド」のマーク・フォースター監督、アフガンが舞台の感動作

●スエリーの青空
「モーターサイクル・ダイアリーズ」のウォルター・サレス製作の人間ドラマ

●団塊ボーイズ
ジョン・トラボルタら出演、年男4人組がハーレーで旅をするロード・ムービー

●潜水服は蝶の夢を見る
難病患者が左眼の瞬きだけで綴った自伝を完全映画化した感動作


2/16(土) 公開
●ファーストフード・ネイション
リチャード・リンクレイター監督が、ファースト・フード業界の裏側を描く問題作

●マゴリアムおじさんの不思議なおもちゃ屋
ナタリー・ポートマン、ダスティン・ホフマン共演の感動ファンタジー

2/23(土) 公開
●いつか眠りにつく前に
クレア・デインズ、バネッサ・レッドグレイブ、メリル・ストリープ共演の感動作

●裏切りの闇で眠れ
ブノワ・マジメル、フィリップ・コルベール出演のアクション・ノワール


太字は(とても)気になる&観たい作品。
去年・先月と公開されている作品でまだ上映されているものも見に行く予定。『アース』とか、評判のいい『再会の街で』などなど・・・

今月末公開だと思っていた『ペネロピ』が3月上旬公開と知り、またまた待ち遠しい気持ちが募ってしまった。




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2008年2月 5日 (火)

『アンナとロッテ』をレンタル

アンナとロッテ

両親が亡くなり、幼い頃に引き離されてしまったドイツ人の双子の姉妹アンナとロッテ。
アンナは遠い親戚の貧しい農家に、病弱なロッテは裕福なオランダの家庭へ引き取られ、それ以降のそれぞれの人生が描かれた作品です。

貧しい農家に引き取られたアンナが可哀相で・・・ちょっとアンナ寄りに視点が行ってしまったかもしれないが、晩年お互いが偶然に再会する所では、あくまでもロッテが過去を引きずってアンナを拒絶していたのが、どうにも心苦しい気分がしたし、ちょっとロッテに嫌悪感が・・・。

アンナはアンナで、ロッテはロッテで、それぞれ波乱万丈な人生を歩んだり、苦労もして悲しい思いをしているのに。
育った環境のせいなのかな・・・ロッテがあまりにもアンナを拒絶する所はホント心が苦しくなりました。

((心苦しいだけじゃなかったのだけど・・・
見てから暫く経つので、ちょっと上手く感想が書けませんでした。))

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原題 : De Tweeling / 137分 / 2002年
原作 : テッサ・デ・ロー
監督 : ベン・ソムボハールト
出演 : シーナ・リッヒャルト , ナディヤ・ウール , ユリア・コープマンス , テクラ・ルーテン
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2008年2月 4日 (月)

『シャーロットのおくりもの』をレンタル

シャーロットのおくりもの スペシャル・コレクターズ・エディション

結局風邪が治るまでに2週も休日を潰してしまいました。
今の風邪は治りも遅いようなので、油断は禁物だ。と、治ってから今までの不摂生に反省する私であります。
みなさんもお気をつけ下さいませ。

さて、コチラは先々週見たDVDになります。
細かい事は忘れつつありますが、軽く感想を残しときます。

春生まれの子ぶた、ウィルバーが主人公のファンタジー作品。
冬になればハムにされてしまう運命のウィルバーを蜘蛛のシャーロットが奇跡を起こして何とかウィルバーを助けようとするお話です。

やっぱり、どうしても『ベイブ』と重ねてしまいます。子ぶた映画のサダメだわ・・・

比べちゃうと、感動度としてはベイブより劣ってしまう感アリなんですが、それでも泣いちゃったりする私。^^;
蜘蛛のシャーロットが、とても泣かせてくれちゃうのです。
大事に思う友達ウィルバーを、自分のことはさて置き懸命になって救おうとする姿には感動ゆえの涙がどうしても出てしまいます。(賞をもらう過程のあたりは興ざめはするものの・・・)

それにしても、この作品は動物たちの声をあてている俳優さんたちが結構豪華。

蜘蛛のシャーロットはジュリア・ロバーツ。
今まで何とも思わなかった彼女の声ですが、声だけ聞いてるとスゴクいい声してるなぁと思いました。
(賢くて淑女なシャーロットの声にピッタリ!)

他にもスティーブ・ブシュミやロバート・レッドフォードなど・・・
あぁ・・・でも、レッドフォードの声(お馬の声)は全く気付かなかったです。^^;;;

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原題 : Charlotte's Web, The Movie / 97分 / 2006
原作 : E・B・ホワイト
監督 : ゲイリー・ウィニック
出演 : ダコタ・ファニング , ケビン・アンダーソン , ジュリア・ロバーツ , スティーブ・ブシェミ

特典 : スポンジ・ボブ「フライ料理選手権」
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