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2009年2月11日 (水)

『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』を観る

Benjamin


週中の休日は貴重ですが・・・3時間近いこの作品を観に行きました。

観たい度は大きいけど長時間なので疲れるんじゃないかなぁと少々気を揉んでましたが、どっこい、あっという間でした。

80歳の老人として生まれた男が年追うごとに若返っていく。普通の人間とは真逆の“年老い方”をするベンジャミンの人生と、彼の初恋の女性デイジーをはじめ、彼が関わる数々の人達との出会いと別れを描いた作品。

淡々としていましたが、あっという間に感じてしまうほどに観て良かったなと思いました。

育ての母の黒人女性が何だか私は好きでした。
肝っ玉母ちゃんというか、セリフもよかったし、捨て子状態だったベンジャミンの姿を見ても動じずに引き取って育てる所とか。この人がいなかったら、この先のストーリーはありませんもんね。

老人から若者へと外見的成長を遂げるブラピの姿には、久々に心奪われそうなほどでした。
でも、一番セクシーだなと思ったのは、人妻と恋に落ちた頃の60歳くらいのベンジャミン。
円熟を増したような外見でも言葉の端々に未熟さが感じられるベンジャミンには少し可笑しさを感じながらも妙な色気を感じてしまった。
外見的にはブラピもこんな老人になるのかなーと思うと、ちょっとドキドキ。(笑)

ケイト・ブランシェットもとても美しいし・・・

普通の人間と真逆の年老い方をするベンジャミンに切なさをすごく感じてしまった所が・・・
自分の子供の成長を傍で見守ることができない彼を見て、とても切なくなりました。
真逆の老い方をする彼だけが感じる苦悩は、とても切なく悲しい。

若く老いていき、人生を全うするベンジャミン。
最後にベンジャミンが出会った人たちの姿が出てくるのだけど、そこでちょっと極まっちゃいました。
「まだ遅くはない」などの印象深いセリフも良かったので、個人的に自分を振り返り、思い、感じ入った作品となりました。




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コメント

こんばんは!
少年なのに、顔だけ老人のブラピはちょっと
ビックリでしたが、若い姿はちょっと
カッコ良かったですね〜。

私も、黒人の育ての母親には感動でした!
ホントにこの人がいなければ、ベンジャミンは
生きていなかったですよね。

なんか切ないお話でしたよね〜。
でも、最後はデイジーの腕の中で
ベンジャミンは幸せだったのかも・・・。

投稿: ルナ | 2009年2月27日 (金) 23:29

ルナさん、こんばんは!
ご無沙汰デシタ~。<(_ _)>

そういえば育ての母の人、
アカデミーの助演にノミネートされましたよね。
個人的には彼女が獲ってもいいんじゃないかと思うくらい気に入ってたんですけど・・・

ベンジャミンの最後は、デイジーが傍にいたのできっと幸せだったろうと私も思います!
小ベンジャミンを保護するあたりのデイジーにも、育ての母の人同様に、ちょっとジーンとしてしまいましたよ。。

投稿: aju | 2009年3月 1日 (日) 22:24

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腕のいい時計職人が 戦争で死んだ息子が 戻ってくることを 願って逆に回る時計を 作ったことから始まる物語。 歳とるのはいやだなぁ〜って 思っていたけど、若返るってのも 結構つらいかも・・・。 老人の姿で生まれ、年を取るごとに若返っていく運命の もとに生まれた男ベンジャミン・バトン(ブラッド・ピット)。 出産で母親を失い、老人の姿の赤ちゃんに動揺した父親に 老人ホームの外に置き去りにされたベンジャミンは、 ホームのクィーニー(タラジ・P・ヘンソン)によって育てられる。 あ... [続きを読む]

受信: 2009年2月27日 (金) 23:30

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