『グラン・トリノ』を観る
4月は観たい映画が沢山あって・・・
祝日&レディースディの昨日は「グラン・トリノ」を観に行きました。
期待していた通りの内容。
ラストに向けては、こうなってしまうだろうと分かってはいても、どうしても涙が・・・沢山泣いてしまった。
沢山泣いてしまったけれど、個人的には結末が全てではなかった。
ガンコ爺とモン族の青年、その家族との交流。
反面、すれ違いの多い身内との交流。
「生よりも死を知る」ガンコ爺ウォルトの過去、消せる事のない過去の行い。そして、若い神父さんの存在。
モン族の家族と交流が深まる度にウォルトに心に変化が表れるところに何だか癒されたり。イタリア人の床屋との会話や、タオのお祖母ちゃんとの犬猿的やり取りなど、クスッと笑ってしまう所が多々あったり。
ガンコ爺。息子夫婦に老人ホームを勧められ・・・爆発する寸前のウォルト老の顔がなんとも好きでした。
観終えてから、この作品で俳優業を最後とすることを知りました。まだ監督業の方は最後ではないとはいえど、ダーティ・ハリーを見てトキメキを憶え、数十年・・・スクリーンの上でクリント・イーストウッドを観ることはないのかと思うと、何だか寂しいなぁ・・・。
悲しい結末だけど、優しさが漂う・・・
数年前の「ミリオンダラー・ベイビー」を思い出してしまった。
愛犬デイジーを乗せたグラン・トリノが走る・・・ウォルトの歌声が聞こえてエンドロール。このラストがなんともいえず・・・一番印象深いです。
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原題 : Gran Torino / 117分
監督 : クリント・イーストウッド
出演 : クリント・イーストウッド, コリー・ハードリクト, ブライアン・ヘイリー, ブライアン・ホウ, ジェラルディン・ヒューズ, ドリーマ・ウォーカー, ビー・ヴァン
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