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2009年7月21日 (火)

『レスラー』を観る

Wrestler

主演のミッキー・ロークや共演のマリサ・トメイがアカデミー賞(主演男優と助演女優)にノミネートされたり、ミッキー・ローク自身と作品の設定が重なる等で注目を集めた作品がこの『レスラー』です。

プロレスには全く興味がないのだけど、予告を観た時にとても惹きつけられたので観に行ってきました。

主人公の侘しい生き様、男の生き様がありありと描かれていて、ラストを観終え、ブルース・スプリングスティーンのテーマ曲が流れてる中、「観て良かったなぁ・・・」と余韻に浸りながら実感した作品でした。(ラストには何とも言えず、少し放心状態になりましたが・・・)

かつては全米で人気を博したものの、今では週末に地方巡業をしてひっそりと現役を続けているプロレスラーが主人公の物語。
長年の無茶が祟って心臓病の手術をし、引退を余儀なくされるのだが、それを自分の一人娘に伝えに訪れても(それまで散々家族を放置していたらしく)娘には追い返され、好意を寄せているストリッパーには振られてしまったり・・・と、そのような状況を背景に主人公のランディが何を思うのか、ヒシヒシと観ている方にも(同性・異性の関係ナシに)伝わってきます。

主人公ランディと、彼を演じるミッキー・ロークがシンクロすると評されているのを目にしましたが、それに納得してしまうほどに、ミッキー・ロークの演技には終始目を見張ってしまいました。
特に、地方でのサイン会でランディが周囲を見回す様子が・・・結構印象深いシーン。

ちょっと引っかかるのが、一人娘のこと。
せっかく本心を涙ながらに伝えて、親子関係が修復しつつあったのに・・・娘がお父さんの腕を組んで一緒にダンスをしたシーンはすごくステキだったのに・・・あーんなことで食事の約束をすっぽかした事に対しては何とも・・・。
(責めるワケではないんだけど)ランディお父さんには、もうちょっとあの辺で娘の為に頑張って欲しかった・・・。

マリサ・トメイは『いとこのビニー』という作品を観て、とてもキュートな女優さんだと思っていました。
が、(あれから結構な時間が経っているので)外見的に年齢を感じさせたのに同性ながらちょっぴりショックを受けたけれど、彼女のシングル・マザーとランディとの板ばさみで葛藤する姿がナニゲに良かったです。
(もっと言っちゃうと、そんな彼女に気持ちをぶつけるランディも良かったのだが。)

スーパーで「ロビン」という名札を付けて働き、
娘との親子関係修復に失敗してしまい、
好意を寄せていた女性には振られてしまい、
老いやガタガタの身体に感じる不安と死への恐怖を経て、
自分自身の居場所に結論を出すランディ。

そのただ一つの居場所、リングへ戻ったランディがマイクを手に取って観客に向かって話すセリフがアツかった。
そしてラスト。
これまでを見守りつつ、エンディングとなって暫く放心してしまったけれども、観てよかった。
『ミルク』のショーン・ペンも良かったけれども、個人的には主演男優賞はミッキー・ロークに獲ってほしかったなと強く思いました。


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原題:THE WRESTLER
監督:ダーレン・アロノフスキー 
出演:ミッキー・ローク、 マリサ・トメイ、エバン・レイチェル・ウッド 
上映時間:109分
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コメント

こんばんは!
ajuさんのお勧めだし、ぜひ観たいと思っていたのですが、
観て良かったです。
スポーツ選手の場合、必ず引き際はあるわけですが
どちらかというと、ランディはダメなタイプですよね。
昔の対戦相手だった彼は、中古車販売で成功しているわけですから、最盛期に将来を見据えた設計がまったくできないタイプだったわけですよね〜。
だから、娘ともうまくいかなかったのかもしれません。
しかし、そんな不器用な生き方しかできなかったランディだからこそ、胸を打つのかもしれないなぁ〜と思いました。


投稿: ルナ | 2010年2月 2日 (火) 00:02

>ルナさん
こんばんは。
反応が遅くなりましたが、コメントありがとうございます~。

そうですね、そういう生き方をしたランディだからこそ、グッとくるものがありました。
サイン会場で身体に障害のある仲間達を見るランディの様子や、スーパーで働いていた時に見せた苛立ちとか・・・彼の内面が伺えるシーンも何とも言えなかったなぁ。。

ルナさんも私と同じ気持ち(観て良かった)になってくれて、嬉しいです。(*^^*)

投稿: aju | 2010年2月 6日 (土) 22:58

はじめまして 
レスラー人生もピークを過ぎ、娘とは絶縁状態、ステロイドの影響で心臓は弱っているありさまの中年レスラー ランディー。
せっかく 親子関係を修復するチャンスだったのに娘さんとの約束すっぽかすのは さすがにマズイよ~(´Ц`)

 マリサ演じるストリッパーのキャシディのトップレスにTバック姿で踊る姿はとってもキレイでしたよ。
自分には「この場所しかない」不器用な生き方しかできないランディーは やはり 悲しい男です。

投稿: zebra | 2011年9月25日 (日) 21:36

>zebraさん
はじめまして。
コメントどうもありがとうございます。

結構忘れっぽい方なんですが、
観てから数年経つのにこの作品はまだすごく記憶に残ってます。
せっかくいい方向へ向かってたのに、娘との約束をすっぽかしていい関係が台無しになってしまうところとか・・・^^;

ダメおやじだったけど、
zebraさんの仰る通り「悲しい人」だけど、
あの不器用な生き方に最後まで目を離せなかったです。

投稿: aju | 2011年9月26日 (月) 21:29

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原題:THE WRESTLER プロレス好きで、落ちぶれて体はボロボロでもリンングに上がり続け、生活は苦しくスーパーでアルバイトをしながらも部屋代さえ払えない、そんな男の物語・・・ つい最近の衝撃的なニュース、それは2009年6月13日のこと、既に満身創痍の体調不良ながらも... [続きを読む]

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主人公のランディは ミッキー・ローク以外 ありえない!との監督の 選択は正しかったです。 ニコラス・ケイジでは、 この感動は 味わえなかったでしょう。 アカデミー賞もうなずける ミッキー・ロークの復活でした。 かつては人気を極めたものの今では落ち目のレスラー、 ランディ(ミッキー・ローク)は、スーパーでバイトしながら、 週末はレスラーとして生活していた。 ある日試合後、心臓発作を起こしてしまい、 プロレスを止められてしまう。娘とはうまくいかず、 ストリッパーのキャ... [続きを読む]

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