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2010年2月

2010年2月28日 (日)

『恋するベーカリー』を観る

Its_compliczted


観る予定ではなかったけど、観てしまったー。

浮気をされて離婚したのに、十数年ぶりに急に盛り上がっちゃった元夫婦。
何でこんなに盛り上がっちゃうのか・・・私にはあまり通じなかったけど、コメディとして見るにはスゴく面白かった。

・・・しかし、元ダンナ役のアレック・ボールドウィンのメタボっぷりはかなり極まっててビックリ。
あのお身体がPCの前で披露された時には(引きつりながらも)大ウケ。^^;
その時のアダム(スティーブ・マーティン)の反応も・・・ウケた。
あのダンナさんの役柄が、(そのシーンだけではなく)かなりふざけてるし、自己中人生を送ってた人だからあまり好きになれないんだけど・・・アレック・ボールドウィンには沢山笑わせてもらいました。(笑)

途中からジェーン(M・ストリープ)とジェイク(A・ボールドウィン)の関係を知ったフィアンセ君の存在もヨカッタ。

内容的にはコメディとして見ればまぁまぁかなぁという感じですが、
一つ大好きなシーンがありました。

ジェーンとアダムのデート。
閉店後のパン屋さんでのデートシーンは・・・素敵です!
私も逆パターンでそういうデートを一度してみたいなぁ~なんて、半分本気で思っちゃいました。(笑)




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2010年2月27日 (土)

『告白』を読む

告白
告白/湊かなえ 著


今年映画化もされるし、そうなるんだったらハズレることはないだろうなと思ったので、読んでみました。

2時間半の間、集中。
珍しく一気読みしてしまった。

第一章までを読んだ時点で全て終えた感があるのに、あとの5章はどうなるの?という気持ちから始まって、途中で止めるなんて出来ないー・・・というヤメラレナイ&トマラナイ状態になっての一気読みでした。

我が子を校内で亡くした女性教師が、終業式のHRで犯人である少年を指し示す。ひとつの事件をモノローグ形式で「級友」「犯人」「犯人の家族」から、それぞれ語らせ真相に迫る。

怖い。

最後のページ、先生の最後の告白も怖かったけど・・・最終章は意外な展開だったけど・・・ちょっと飛びすぎ?という感じもするんだけど。

一気に読んでしまったけれども、後味は悪いです。

それにしてもこんなに1冊の本を集中して読んでしまったなんて、かなり久しぶりでした。

[2/22]




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2010年2月22日 (月)

『ラブリーボーン』を観る

Lovelybones

14歳で殺されてしまった少女が、残された家族や友人たちが立ち直っていく姿を天国から見守り続けるファンタジック・ドラマ。

目玉はキレイな映像・・・と聞いたことがあるけれども、異常者の手によって命を奪われた女の子の話なので、後半の方ではそのキレイな映像が余計残酷さを際立たせてるように感じた。
スージーと同じ立場でいる“仲間”が現れて、皆そろって同じ場所に向かうシーンなんて、特にそう感じてしまった。

単純に、キレイな映像を見せてくれる感動ドラマというようには思えません。

“さまよう魂”のように別の世界から悲しみ嘆く家族を見守る主人公を見ていると辛くなるし、確かにその家族が長い時間を掛けて立ち直っていく様子や、主人公の心残りが叶えられたシーンなどを見るとジーンとするものを感じたはしたけど・・・やっぱり辛いシーンで引きずりすぎてしまったせいか、感動ドラマを観る様な気持ちにはなれませんでした。

因果応報にしてはちょっと甘いように思う犯人の行く末も・・・なんとも。

主人公スージー役のシアーシャ・ローナンは『つぐない』を観た時、ちょこっと先が楽しみな子役だと思ったんですが・・・成長が早い早い。
どんどんキレイな女の子になっていくようで、このままあと3年くらい経ったら、どんな女優さんになるのかな?とまた楽しみが広がります。

多彩な役柄をこなして、観る度に「ナニゲに、好きだなー」と思ってしまうスタンリー・トゥイッチ。
今回は酷い役で、「ナニゲに、好きだなー」とは思う余裕はなかったけど彼のうずき心が覗かせる妙な表情は結構印象深かったです。(怖い・・・)

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監督:ピーター・ジャクソン
原作:アリス・シーボルド
出演:シアーシャ・ローナン,マーク・ウォールバーグ,レイチェル・ワイズ,スーザン・サランドン,スタンリー・トゥイッチ,マイケル・インペリオリ

上映時間 : 135分
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2010年2月21日 (日)

『インビクタス 負けざる者たち』を観る

Invictus

ラガーシャツ姿が何とまぁ似合うこと。
・・・マット・デイモンってば!
(やはり太っている姿より、こういう感じか、もちょっと痩せてた方が好き。)

1994年、南アフリカ共和国初の黒人大統領となったマンデラ(モーガン・フリーマン)は、いまだにアパルトヘイトによる人種差別や経済格差の残る国をまとめる為、ラグビーチームの再建を図る。 翌年、自国で開催するラグビー・ワールド・カップに向けて、マンデラとチームキャプテンのピナール(マット・デイモン)は、一致団結して前進する。

チームユニフォームを着ると、殴られてしまうっていうほどに黒人から忌み嫌われていたスプリングボクスが、黒人・白人全ての国民をひとまとめにしてしまう奇跡を見せてくれる所はすごく興奮したし、感動してしまいました。

マンデラのボディガード陣も徐々に黒人と白人の溝が埋まっていくあたりもジーンとしてしまったし。

最弱なチームが約一年でワールドカップで優勝してしまうなんて本当に奇跡のような話だけれども、実話なんですよね。・・・素晴らしいです。

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監督・製作:クリント・イーストウッド
原作:ジョン・カーリン
出演:モーガン・フリーマン,マット・デイモン,スコット・イーストウッド,ラングレー・カークウッド ,ボニー・ヘナ

上映時間:134分
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【追記】
本編とはあまり関係ないのだけど・・・
日本のラグビーチームがワールドカップ史上、散々なスコアで負けたっていう記録を打ち出したという説明がありました。
ラグビー詳しくないので、今さらそんな記録を知ってビックリでした。



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2010年2月15日 (月)

『食堂かたつむり』を観る

Katatsumuri


お休み取っての旅帰り。池袋に寄り道して観て来ました。

ファンタスティックでカラフル。映像的にはとても可愛らしい作品。
だけど、エルメスちゃんや鳩ポッポにはドキリとさせられ、ただ可愛らしいだけじゃないと思わせる部分もあり。
ホロリとさせる所もあったり・・・しかも“食”映画ときた。

内容は結構好きなんだけども、ちょいと細かい所が気になってしまった。

オカンの初恋の相手・シュウ先輩の登場とか、嫌がらせを受けた友達といつのまにか仲が戻ってたり・・・ちょこっと気になった。
けど、美味しそうな食事などを見てるとそんな細かい所は置いといて・・・という気分になる。

何かですね、二人目のお客さん(志田未来)に出した“ジュテームスープ”をスープストックで再現して期間限定販売しているらしい。
素材的に甘そうでパンに合うスープ、今週スープストックに行かなきゃ!という気持ちで一杯です。(笑)

・・・お妾さんに振舞った色んなジャンルの料理が出てきたコース料理もどこかでコラボすればいいのに。

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原作: 小川 糸 『食堂かたつむり』
監督:富永まい
出演:柴咲コウ , 余貴美子,ブラザートム
上映時間:119分
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【2010.2.21 追記】
書き忘れ・・・料理に取り掛かる時から流れる音(音楽)!
これが心地よく、すごく耳に残る。魔法の音みたい・・・で好きです。(笑)





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2010年2月 9日 (火)

『ゴールデンスランバー』を読む

ゴールデンスランバー
ゴールデンスランバー / 伊坂 幸太郎 著


タイトル、微妙に修正・・・
『ゴールデンスランバー』をパラパラ読む
にしときます。

ホントは原作を先に読んで映画をと思っていたのだけど、この作家さんの作品は読んだ事ないし・・・ということで、ケチ心で図書館予約をしてました。
待つこと約10ヶ月。
タイミングいいんだか悪いんだか、丁度映画を見た後に予約確保の連絡があり、借りてきました。

借りる本は結構キレイな本が多いのに、結構ボッサリした本だったので読む気が失せてしまって・・・変な読み方をしてしまった。

まずラスト。
次にかなり個性的だった三浦(キルオ)の登場ページもろもろ。
途中に挿入されてた事件から20年後の説明。
ロックだねぇの岩崎さんと青柳のあたり。
事件前の森田と青柳のあたり。

・・・等々、1/3~1/2近くを前後バラバラと読み、返却してしまいました。

映画には登場しなかった樋口さんの元同僚との絡みはちょこっと読んだだけなので、ほぼ映画のイメージに浸る感じで読みました。(あ、パラパラと読みました。)
浸りながら読んでも、結構惹き込まれてしまったので・・・先に原作を手にして(キレイな本の状態で)読んだら、一気に読んでしまったカモしれないなぁ。

映画が面白かったのは原作がもっと面白いからだと思うけれども、あのボサボサした本で全て読み終えるのは無理・・・個人的に。

ちょっと残念だけど、この作品は映画のイメージで私の中で収めとこう・・・。






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2010年2月 7日 (日)

『告発のとき』をレンタル

告発のとき [DVD]

邦題でどういう内容か連想しちゃいけない系のタイトルです。
(全然違いますもん・・・ダメダメ邦題だ。)

イラクから帰還後に失踪してしまった息子の行方を追う父親ハンク。
徐々に真実が見えてきて、その事実はとても重く・・・その事実だけでもショックなのに、先に訓練時の事故で長男を亡くし、兵士として二人の息子を亡くした父親の気持ちはどんなに辛いことか・・・。

星条旗を逆さに掲げることは、特別な意味があるということをを初めて知りました。

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原題 : In The Valley Of Elah
監督 : ポール・ハギス
出演 : トミー・リー・ジョーンズ、シャーリーズ・セロン、スーザン・サランドン、ジェームズ・フランコ、ジョナサン・タッカー
収録時間 : 121分
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2010年2月 6日 (土)

2月公開の観たい映画 2010

今月はDVDの方を沢山観たいなぁと思ったものの、結構観たい公開作品が多いみたい。

2/5(金)公開
『インビクタス 負けざる者たち』
C・イーストウッド監督、元南ア大統領とラグビー白人選手の交流を描く映画

『食堂かたつむり』
柴咲コウ、余貴美子共演、食をテーマに母と娘の絆を描く感動作


2/19(金)公開
『恋するベーカリー』
メリル・ストリープ主演、ナンシー・マイヤーズ監督が贈る大人の恋愛コメディ


2/20(土)公開
『人間失格』
生田斗真主演、荒戸源次郎監督による太宰治の同名小説の初映画化

『ルドandクルシ』
ガエル・ガルシア・ベルナルとディエゴ・ルナがダメ兄弟を演じる人間ドラマ

『パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々』
クリス・コロンバス監督がベストセラー児童書を映画化したファンタジー


2/26(金)公開
『ニューヨーク、アイラブユー NEW YORK, I LOVE YOU』
オーランド・ブルームら出演、NYが舞台のラブ・アンサンブルムービー


2/27(土)公開
『すべて彼女のために』
D・クルーガー主演、極限状況での愛の本質を描いたヒューマン・サスペンス

『しあわせの隠れ場所』
NFLの人気選手の実話を基に映画化したサンドラ・ブロック主演の人間ドラマ


予告を観た時、『食堂かたつむり』をすごーく観たくなっちゃって・・・
太字タイトルは間違いなく観に行くつもりです。
『恋するベーカリー』もトキめいたんですけど、M・ストリープがちょっと苦手なので迷い中・・・
あとは1月公開の『ラブリーボーン』と『かいじゅうたちのいるところ』を観に行く予定になってます。

【【 先月のおさらい 】】

1月に劇場鑑賞した中での順位付け

1.アバター
2.カールじいさんの空飛ぶ家
3.ゴールデンスランバー
4.ミレニアム ドラゴンタトゥーの女
5.ずっとあなたを愛してる

月々順位付けしているものの、1月は平均値が高い印象があります。5位にしてしまったけど、「ずっとあなたを愛してる」はいい作品でしたし。
年末公開作品だったけど、アバターは2010年の映画初めにはピッタリの作品でした。
こういう作品を観るとモチベーションが上がりますし・・・今年こそは目標100本を達成したい!





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2010年2月 1日 (月)

『カールじいさんの空飛ぶ家』を観る

Carl

同時上映のショートアニメが終わり、カールじいさんが始まって2・3分。
どこかからか「つまんなーい」と子供の声。

・・・これからというに。

子供にとっては“つまらなく”感じてしまうんだろうか。
私は結構涙まで出てしまったくらいなのに。。

最初の方のカールじいさんとエリーばあさんの二人が共に歩んだ人生の様子を映した所なんか、自然と涙が出ちゃうんですけど。

人生を共に歩み過ごしてきたそのお家で、エリーとの約束の場所(南米にある伝説の滝“パラダイス・フォール”)を目指して旅に出る。そんな所も・・・

ピクサー作品は全く網羅してないし、ファンでもないんだけど、登場人物みな愛らしいというかユニークというべきか、誰を見ても心和みます。(敵役というのかな・・・冒険家のじいさんはちょいと別だけど)

犬のダグも、ぽっちゃり少年のラッセルも、だれもかれも皆魅力的なんですが、やっぱりカールじいさんがいい。
エリーを亡くしてからのカールじいさんと、あの冒険の後にラストを迎えてのじいさんの雰囲気がまるっきり違う。
冒険といい、心の変化といい、人っていくつになっても変われるんだなと思うと、(そういう事を思ってしまうだけで)ちょいとウルッとしたりも・・・。

・・・

ロードムービーもの(おじいさんが主人公限定)が大好きな私としては、ずっと気になっていたけどアニメだし・・・みたいな葛藤があったけれども、実際観てみてホント良かった。

・・・

私が一番好きなのは、カールじいさんの家が沢山のカラフルな風船に繋がれている所。
キレイだなぁと何度も思った。

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監督:ピート・ドクター
原案:トーマス・マッカーシー
声の出演:エドワード・アズナー,クリストファー・プラマー,ジョーダン・ナガイ
上映時間:103分
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【追記】
①字幕版ではなく、吹替版での鑑賞。

②最初に子供の「つまんなーい」の声は聞こえたものの、クライマックスの飛行船での戦いのシーンでは至るところで笑い声。声を発した子供も楽しめたんじゃないかな???

きれいな色彩で見せる映像、ジーンとさせる所も沢山だし、笑えたりもする。もー、私は大満足です。





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『ゴールデンスランバー』を観る

Goldenslumber


公開早々、観に行ってきました。

公開前に原作を読みたかったんですが、公開まで間に合わず。(多分、原作読んでからだと印象も変わるでしょうが)面白かったです。

首相暗殺の犯人に仕立て上げられる主人公を演じる堺さんを見るのが楽しくて・・・。
あの最初の緊張感ゼロでユルい所は何とも言えず、楽しい・・・。(笑)

逃亡してるうちに出会う人々がインパクトありすぎて、2時間半と長いのに全く飽きずに観れました。
「びっくりした?」のキルオ(濱田岳)、裏世界のおじさん(柄本明)とか、こんなのアリ?な不死身でほぼターミネーターちっくな追う側の一人の永島さんとか・・・もうインパクトあり過ぎ。

出演者が豪華だったのが、観に行きたいと思った理由なんですが、ホント豪華。
大森南朋さんの名前があったので楽しみにしてたんですけど、ちょいと出だったのが残念でした。
反面、やっぱり好きかも・・・と思ったのが、濱田くん。
この監督の作品の常連さんでもあるので、他の作品の濱田くんも観たくなりました。

ハラハラしてしまうのはモチロン、こそっと笑える所も多いし、ちょっとジーンとするところもあり・・・で、思った以上に楽しめました。

ジーンとしてしまった主人公の父親(伊東四郎)の存在も良かった!

花火のシーンでのセリフ、共有する思い出を相手も同時に思い出すといったようなセリフも個人的には好きでした。(大花火もヨカッタし・・・)

ラストはめでたしと言えるのかなー・・・???
個人的にはちょっと寂しさとその後の不安を感じるものの、全体的には楽しめたので満足です。

森田の存在とか、他にももっとズラーっと書き残したいけれども・・・やっぱり原作も読んでおきたいなぁ。


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原作:伊坂幸太郎
監督:中村義洋
出演:堺雅人,竹内結子,吉岡秀隆,劇団ひとり,貫地谷しほり,大森南朋,濱田岳,柄本明,香川照之

上映時間:139分
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