『オーケストラ!』を観る
ここまで涙して、
ここまで感動してしまったのは、とても久しぶりのような気がします。
こんな素敵な作品だったなんて、今、思い出しただけでも涙が・・・。
多分DVDでさえスルーしていただろう作品なので、お勧めしてくれた会社関係のおじサマに感謝感謝です。
クスッと笑えて、ちょこっと感動。そんな“それなりの仏映画”かと思ってましたが、その感動がちょこっとではないんですよ。涙の出具合がゲリラ豪雨レベル!
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あらすじから丁寧に説明したいけど、その辺は → 公式サイト にある予告をどうぞ。
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(やばい・・・観てから2週間が経つというのに、公式サイトを見てるだけで涙が出ちゃうんですけどー!)
長文で記録を残してもいいくらいなんだけど、端的に。
泣き所そして感動maxは、何と言ってもクライマックスの演奏シーン。これしかない!
言葉では嘘もあるかもしれないが、
音楽は嘘をつかない
・・・というようなことを、公演前夜のやり取りで、アンドレイの酔いに任せた告白に失望してしまったアンヌ・マリーに、楽団の一員でありアンドレイの友人サーシャが片言の仏語で訴えます。(アンドレイの告白にもその先に大事な事実が隠されているのだが・・・)
そのセリフは、クライマックスの演奏シーンでしっかり証明してくれるんですが、そのシーン・・・音楽に嘘はない・・・かつてのソリストだったレアの注釈付き楽譜を見たアンヌ・マリーのヴァイオリンソロで楽団員それぞれが一変してしまう。彼らの表情がすごくいいです。
音楽って、スゴイな。素晴らしいな、と思いながら涙が止まらなかったです。
それから、偽ボリショイ交響楽団の話は、本当の話のようです。
パリではなく香港で演奏を行ったそうで舞台は違いますけど、本当にあったお話。
そして、ソ連時代のボリショイ交響楽団で、ブレジネフ政権によってユダヤ人が排斥され、彼らを庇ったロシア人が解雇されたというこの映画のストーリーの一部も本当にあったことだそうです。
【追記】
おっと!いけない。書き忘れるところだった。
アンヌ=マリー・ジャケ役のメラニー・ロランですが、ヴァイオリンを演奏する姿がとてもとても美しかったです。
襟が開きすぎっぽいシャツ姿も何だか神々しさを感じたりして・・・。
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コメント
こんばんは!(*^^*)
ラストのチャイコフスキーのバイオリン協奏曲は
ホントに感動的でしたねぇ〜。
最初ぎこちなかった演奏が、アンヌ・マリーのヴァイオリンソロで
一変していく感じは、なんかぞくぞくしましたよ〜。
それにしても、ソ連時代の圧政って・・・・
ひどかったんですねーーー。
私も2010年のベストに入れた作品です。
投稿: ルナ | 2011年1月 6日 (木) 22:56
>ルナさん
まだ記事を上げていないけど、この作品は昨年度のベスト2にしました。(^^)
そうそう、私もアンヌ・マリーのソロで皆の調子が一変していった所は(ホント、まさしく)ぞくぞくしましたよー!
チャイコフスキーのバイオリン協奏曲を耳にすると、自然とこの作品が頭の中で蘇ってしまいウルウルもしたりして・・・。(笑)
素敵な作品でした!!
投稿: aju | 2011年1月 9日 (日) 23:54