『人生、ここにあり!』を観る
ハラハラ&ドキドキは感じることはあるけど、映画を観てあまり感動していないなぁと最近よく思っていたのですが、久しぶりにいい作品と出会いました!
今年観た中のベスト3には必ず入れたい作品と現時点では思ってます。というか今のところ暫定1位扱いデス。
精神病院廃絶法であるパザリア法(1978年制定)により、精神病患者たちが一般社会で暮らせるような地域づくりに、世界で初めて挑戦したイタリア…そんな時代を背景に、ある施設の取り組みと、そこで生まれた知られざる実話を感動的に描いた人間讃歌。
まず、無気力だった元精神病患者たちの変化がですね、観ていて気持ちよかったです。
やりがいある仕事に出会い、生き生きと変化する様子は観ているこちらも気持ちいい・・・というか楽しい気分になる。
組合員たちのまとめ役である主人公ネッロの存在が欠かせないのだ。
あのまとまりのない組合会議から一気に行動へ移すパワーと情熱がスゴイし、元精神患者たちの個性を生かす役割を一人一人に与えるところは、もぅナイスな采配ばかりで素晴らしいんだけど笑えます!
特に、理事長・・・理事長がいい。(笑)
前半はトントン拍子で上へ上へと気持ちを持っていかれたけど、いいことばかりではなく・・・まさかあそこまで大きく落とされるとは思わなかった。あれは、かなりの衝撃度でした。
その大きな出来事でネッロも組合員たちも打ちのめされますが、そこからの立ち直りも・・・泣けます。
前向きになれるようなワクワク感あり、笑いも沢山あり、そして感動、おまけにそれで泣けたりもします。
観てヨカッター!と声を大にして叫びたいくらいの良い作品でした。
「やればできる」って言葉に時々疑問を感じる時があるのだけど・・・
この映画を観てると「その通り」と素直に思います。
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